〜9月生まれの彼女・奥様に〜9月の誕生石「サファイ...
ネックレスは日常のどのシーンでも着用しやすいのが魅力です。女性にとってはいくらあっても困らないのではないでしょ...
5月の誕生石であり、神秘的な輝きを放つ深い緑色が昔から多くの人々を魅了してきました。
エメラルドという宝石は誰もが聞いたことがあるような有名な宝石ですが、エメラルドに込められた意味や、効果などを知っている人は少ないのではないでしょうか。
この記事では、エメラルドの特徴や歴史などを紐解いていき、お手入れや保管方法などのお役立ち情報も満載の記事になっています。
この記事を参考にしてエメラルドという宝石を深く知れば、プレゼント選びや購入後のアフターケアなどに役立つことでしょう。
エメラルドは紀元前4,000年頃から、価値のある宝石(ヴィーナスに捧げる宝石)としてインカ族の人々や古代ローマ人の間で崇拝され、取引されていました。
ギリシャ語「smaragdos(スマラグドス)」は日本語で「緑色の宝石」を意味します。このギリシャ語が変化してエメラルドと呼ばれるようになったのが語源とされています。
エメラルドの魅力の一つである、神秘的な深い緑色は古くから多くの人々を魅了してきました。
その代表として有名なのが、「アレキサンダー大王」と「クレオパトラ」です。アレキサンダー大王は戦いの守護石として、エメラルドを肩身離さず身につけていたとされています。絶世の美女として名の知れているクレオパトラは自分の名前をつけた鉱山も持っていたほどエメラルドの魅力に惹かれていたと言われています。エメラルドを使ったジュエリーやお化粧などで世の男性を虜にしていたのでしょう。
「愛」「希望」「幸福」「幸運」「癒し」「聡明」これらはエメラルドの石言葉です。
世界の4大宝石としても知られているエメラルドは、神秘的な緑色が特徴で古くから癒しの石として多くの人々を健康へと導いていたとされています。
まるで森の中にいるかのようなやすらぎを感じられ、エメラルドを見ていると視力が向上するという言い伝えも存在します。
また、エメラルドは「愛の石」とも呼ばれているように恋愛にまつわる願い事も叶えてくれると言われています。
エメラルドは愛の願いを成就させ、人々を幸運や健康へと導いてくれるということから、クレオパトラが愛用していたのにも納得がいきます。
夫婦や恋人間でエメラルドを贈り合えば、末長く健康な愛を成功へと導くお守りとして活躍してくれるかもしれません。
エメラルドは地中で生成される宝石のため、石の内部に傷のようなインクルージョン(内包物)がおおく存在するのが特徴です。
このインクルージョンが少なければ少ないほど透明度が高く、濃い発色となるため、価値が高いとされています。
エメラルドは微妙な元素が影響し様々な色が存在するベリル鉱物の一種です。
ほとんどのエメラルドにはインクルージョンが入っているため、オイルや樹脂にひたして傷を目立たなくする場合が多くあります。この工程を通った石も「天然」と呼ばれています。
この工程にはインクルージョンを隠すだけでなく、インクルージョンの耐久性を上げるというありがたい効果も存在します。
エメラルドといえば緑色というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、エメラルドの中には、青っぽい緑色をした石や、黄色がかった緑色の石など、色の明るさや濃度の違いで様々な種類の色があります。
エメラルドの緑色が均一でない原因は先ほど紹介したベリルの一種に含まれることが影響しています。元素の少しの差がエメラルドの色に大きく影響を与えるのです。そのため、産地によって色が違ってくるのもエメラルドの特徴です。
その中でも、濃すぎず、薄すぎないはっきりとした緑色、もしくは黄色みが弱く、少し青みがかったグリーンが品質の良い色とされています。色味に加えて、色ムラがない石ほど価値の高い石となります。
「少し青っぽい緑色がいい」や「濃い緑色の石がいい」など好みの色を注意深く確認しながらエメラルドを選ぶようにしましょう。
エメラルドの価値はどのように決まっていくのかご存知ですか?ただ大きければ良いというわけではありません。
エメラルドの価値は主に以下の5項目によって評価されていると言われています。
先ほどの「エメラルドは好みの色味が選べる」というところでも紹介しましたが、エメラルドは天然物のため一つ一つの石の色が異なってきます。
他の宝石にも当てはまるのですが、やはりエメラルドも色味が宝石の価値を決める上で大きなポイントとなっています。
色ムラが少なく、均一の色合いのものが評価が高いとされています。色の濃さは薄過ぎも濃すぎもよくないのでちょうど中間くらいの濃さが好まれます。また、緑色であっても黄色っぽかったり、青みがかってたりすると評価が下がってしまうこともあります。
石の透明度やインクルージョンの量などもエメラルドの価値を決める上では欠かせないポイントです。
天然に生成されるエメラルドはほとんどの石に傷のようなインクルージョンを持っています。そのため、樹脂やオイルに浸す処理を行なって透明度を上げていることが多いのですが、同じ透明度の石であっても処理済みの石と無処理の石では圧倒的の無処理の石の方が方が上がります。処理済みのエメラルドは経年により、輝きが少なくなってしまったり、洗浄の際に処理が抜けてしまうことが価値が下げてしまう原因につながっていると言われてます。
エメラルドの重さはカラットという単位で表されます。カラットは聞き馴染みのある単位ではないでしょうか。
カラット数が大きいければ大きいほど宝石のサイズも大きくなるため価値は上がっていきます。しかし、あまりにも大きすぎる石の場合アクセサリーには向かない傾向があります。
そのためセンターストーンに最も適しているエメラルドのカラット数は1~6カラットとされています。20カラット以上のエメラルドなどは流通量が少ないため、美術館などで芸術品として飾られるケースもあります。
エメラルドの価値を決める上で、職人の技が評価に大きく影響してくるのがカットの項目です。
エメラルドは硬い宝石ではありますが、衝撃や耐久性に難があるという弱点があります。
そのため欠けにくいラウンドカットなどが用いられることが多くあります。
ですが、エメラルド自体の名前がついたカット法「エメラルドカット」が耐久性を高め、石本来の透明度を高めてくれるため評価の高いカット法とされています。
丸みのあるカットなどに比べるとエメラルドカットを施された宝石は価値が倍になることもあります。
エメラルドを選ぶ際には色や大きさ、透明度だけでなく、職人の技が反映されるカット方法にも目を向けてみることをおすすめします。
エメラルドの評価基準に産地が含まれているのはご存知ですか?
産地によって様々な表情が存在するため、色や透明度と同様、エメラルドの価値を決める大事な要素の一つでもあります。
エメラルドを購入の際には産地の確認も忘れずに行いましょう。また、エメラルドを売りたいという方は産地の証明書を持っておくことをおすすめします。
それでは、それぞれの地域で取れるエメラルドの特徴を見ていきましょう。
エメラルドの産地はいくつか存在しますが、その中でも最高品質と称されているのがコロンビア産のエメラルドです。
コロンビアには「ムゾー鉱山」という有名な鉱山が存在します。ムゾー鉱山で採掘されるエメラルドは他の地域で採掘されるエメラルドに比べて彩度があり、希少価値が高いとされています。また、他の地域で採掘されるエメラルドは青みがかっていたり、黄色っぽかったりと他の色を少し含んでしまい評価が下がってしまいがちですが、ムゾー鉱山のエメラルドは純粋な緑色のため最高級のエメラルドと評価されています。
チボール鉱山はムゾー鉱山に引けをとらない最高級のエメラルドが採掘できる鉱山として世界的にも有名な鉱山です。チボール鉱山のエメラルドはムゾー鉱山のエメラルドに比べても劣らない透明度と彩度を持っているため、一級品のエメラルドが産出されると言われています。
世界で2番目に大きいとされているエメラルド鉱床があるザンビアも評価の高いエメラルドが採掘されています。ザンビアのエメラルドは手作業で採掘されているため、産出できる量も少なく希少価値の高いエメラルドになっています。ザンビア産のエメラルドはインクルージョンが非常に少なく透明度が高いのですが、光の屈折などの影響で宝石の輝きまでも失ってしまうのが原因で、コロンビア産よりも価値が低くなってしまっています。
エメラルドは内包物が多いため、宝石の中でもとても繊細な石です。衝撃や圧力に弱いため、お手入れには十分注意が必要です。
宝石のお手入れ方法といえば超音波洗浄が主流ですが、エメラルドの場合、超音波洗浄はNGです。
超音波洗浄や除光液を使った洗浄をしてしまうと、欠けやすくなったり、変色につながる原因となります。
エメラルドをお手入れする際は、まず柔らかい布を使って宝石の表面に付着している汚れを落としましょう。布で拭く際も力入れすぎず、優しく拭いてあげるのがポイントです。布だけでは落ちない汚れに関しては、エメラルドに適した洗浄液とブラシを使って優しく洗浄します。
この時も力の入れすぎは禁物です。もう一つのお手入れ手段としては、プロの洗浄業者に頼むということです。
素人の洗浄方法ではどうしても落ちない汚れも存在します。そうゆう時はプロフェッショナルの技に頼ることをおすすめします。
ケースに応じたお手入れ方法で、エメラルドの状態を保ちましょう。
保管方法において覚えるべきなのは、エメラルドは「乾燥」「日光」「衝撃」に弱いというポイントです。
エメラルドの多くは傷の部分を樹脂やオイルで充填処理されていることがほとんどです。
そのため、乾燥してしまうと、樹脂やオイルが蒸発して、もともとの傷が目立ってくるということもあります。
またエメラルドを透明なジュエリーケースで保管されている方がいらっしゃいますが、エメラルドは日光にも弱いため、外からは見えない紫外線を遮断できるケースで保管することをおすすめします。
直射日光やエアコンの風がよく当たるばしょは避けられるジュエリーボックスに入れて保管するのが理想です。
いかがでしたか。
エメラルドの歴史や魅力、お手入れ方法まで幅広くご紹介してきました。
エメラルドは古代から愛され続け、絶世の美女クレオパトラをも魅了してきた歴史のある宝石です。
エメラルドには、安らぎ、健康、恋愛など様々な意味が込められています。
特徴的な聡明なグリーンカラーは、ビジネスシーン、デートシーンから日常遣いまで様々な場面で華を添える役割を果たしてくれるでしょう。
「5月の誕生石」であり、「愛の石」とも呼ばれるエメラルドは5月生まれの彼女に渡すプレゼントにはぴったりです。
是非この記事を参考にエメラルドを選んでプレゼントしてみてください。
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