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10月の誕生石といえば、思いつくものがあるでしょうか?
先月の9月と同様、10月にも誕生石は2種類あります。1つがオパール。もう1つがトルマリンです。
今回はその2つの中からトルマリンの歴史、石言葉や種類、お手入れ方法までご紹介します!
オパールとはまた一味違った、トルマリンだからこその魅力を存分にお伝えしていきます!
トルマリンの石言葉は「無邪気・潔白・友情・寛大」。
トルマリンの宝石言葉には、他にも「希望」「広い心」などの前向きな気持ち、夢や希望を持てるようなポジティブな印象を受ける物が多いです。
また、ピンクカラーのトルマリンは「愛の石」と呼ばれています。
恋愛面で前向きな気持ちを持てたり、着けている人を美しく見せることから高い人気を誇っています。
ここからは、トルマリンの魅力をご紹介していきます!
トルマリンの1番の魅力は何よりも、非常に豊富な色彩です。
ルビーのような真っ赤なトルマリンから、逆にサファイアのようなトルマリンまで。
先ほど紹介しましたピンク色のトルマリン や黒色のトルマリンもあります。
では、なぜトルマリンには、こんなにも多彩な色の選択肢があるのでしょうか?
その理由は、トルマリンが様々な種類の要素から構成されているからです。
それらの要素が少しずつ変わることで色に変化をもたらしてくれています。
トルマリンには、「多色性」という特徴があります。
これは見る角度で見える色が変わるというものです。
変化が大きいものや小さいもの、トルマリンによって変化があるので知っておくだけで、また違った楽しみにできるかもしれません。
トルマリンと言えば、多種多彩でカラフルだということを伝えてきました。
では実際に、トルマリンにはどんな種類があるのかを紹介していきます。
真っ赤なトルマリンから鮮やかなピンク色までのトルマリンです。
トルマリンの中でも価値が高いとされています。
価値が低いトルマリンは加工などで赤色にされることが多いです。
別名「愛の石」とも呼ばれているピンクトルマリンです。
ルベライトのピンク色との違いは、色の濃さ、淡さだと言われています。
やわらかいピンク色のイメージで、恋愛運を高めると言われています。
パライバトルマリン は、ブルーのトルマリンですが、インディゴライトとは一緒にできないネオンブルーと呼ばれる青色で希少価値の高いトルマリンです。
この色味の表現は非常に難しいとされています。青色とも緑色とも言えない絶妙な色合いのこのトルマリンは、ブラジルのパライバ州で発見されたことから、この名が付けられました。
インディゴライトは、ブルーのトルマリンです。
こちらはインディゴブルーと呼ばれるような、藍色や少し濃い青色から緑色のトルマリンを指します。
パライバトルマリンに次いで価値が高いとされています。
深みのある緑色のトルマリンです。グリーントルマリンと呼ばれることもあります。
黄色がかった黄緑のものもありますが、価値や人気が高いとされているのは、深みのある緑がはっきりとわかるエメラルドグリーンやリーフグリーンの物です。
黄色のトルマリンです。鮮やかな黄色からゴールドのような金色まで様々です。
少し緑色がかったものが価値が高いとされています。
透明色のトルマリンで、市場にはあまり出回りません。
市場に出回っているものも少しだけ色のついたものが多いトルマリンです。
黒色のトルマリンです。ジュエリーに使われることは少なく、パワーストーンとして人気があります。
ビーズの素材に使われることが多いトルマリンです。
バイカラートルマリン、トリカラートルマリンと呼ばれている複数色のトルマリン。
その中でも、ウォーターメロントルマリンと呼ばれている赤色と緑色がスイカのような配色のトルマリン 。
ペリドットの中に含まれるトルマリンは、トルマリンインペリドットなどと呼ばれます。
キャッツアイ効果が見られるトルマリンキャッツやクォーツ効果が見られるトルマリンインクォーツなど様々な種類が存在します。
先ほどは、様々な豊富な種類のトルマリンを紹介させていただきました。
ではここからは、どういったトルマリンには高い価値が付けられるのかを見ていきたいと思います。
トルマリンは世界の様々な場所で、産出されています。ですが、やはり特に価値が高いのは、ブラジルのパライバ産でしょう。
他の地域のものと比較できないほど高値がつけられます。
トルマリンは、暗めの色をしていると価値が落ちてしまいます。では、逆に価値があるとされているトルマリンは、やはり「パライバトルマリン」です。
なんとも表現し難いネオンブルーのこのトルマリンは、宝石界に強いインパクトとその希少性からトルマリン に大きな価値をつけました。
トルマリンは、ある程度大きい場合が多いので、5カラットを超えると価値が大きさで変わることはありません。
例外として、色の濃いルベライトが大きい場合は、高い価値がつけられます。
さらにパライバトルマリンの場合は大きさではなく質が重視されるため、質がよければ小さくても大きいものより価値がつくこともあります。
トルマリンは、大きな形でカットするためには元々の結晶が大きい必要があります。
ですから、カット後大きい物には価値がつきます。
カットの方向とインクルージョンが十分である時、キャッツアイとなることもあります。
トルマリンは、宝石の中では硬度が7~7.5と一般的です。
決して割れやすいわけではなく、扱いやすいとされていますが、急激な温度変化には注意をしたいです。
また、トルマリンの色によっては紫外線に弱く、色が変わってしまう可能性があります。
特に熱処理や染色を行ったトルマリンは紫外線の影響を受けやすくなっています。
日頃のお手入れは、柔らかい布で優しく拭いてあげましょう。
どうしても拭き取るだけでは取れない汚れがある場合は、中性洗剤をぬるま湯に溶かして、優しく洗いましょう。
その後、真水ですすぎ、水分が残らないようにしっかりと拭き取り、乾かしましょう。
上記でも説明したように、トルマリンは比較的扱いやすいですが、物によっては「紫外線」に弱い宝石です。
保管場所には気遣いできると良いでしょう。特に、処理が施されているものは気を付けたいですね。
また、トルマリンを洗う時に、超音波洗浄機は使わないでください。振動でトルマリン が割れてします可能性があります。
いかがでしたでしょうか?
本記事では、10月の誕生石トルマリンの歴史から石言葉、種類など色々な面でご紹介してきました。
今回で、トルマリンの強みである色の種類の多さやその中でも価値が高く魅力のあるパライバトルマリンなど
1種類の宝石とは思えないほどの選択肢がありました。
たくさんの選択肢から、とっておきの1つを選んでみる楽しさがあるかもしれません!
今回の記事が、プレゼント選びやお手入れ方法の参考になれば幸いです!
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