8月の誕生石「スピネル」をご紹介!歴史や価値の決ま...
スピネルと聞けばどのような宝石を想像されますでしょうか?すぐに想像できる方もいれば、聞き馴染みがなくあまりパッ...
ルビーは言わずと知れた宝石の中の1つですが、実際どのような特徴があるのかを知らない方も多いと思います。そこでこの記事では、7月の誕生石でもあるルビーの魅力や歴史からお手入れ方法まで幅広く紹介しています。大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美に何かジュエリーが欲しいと考えている方の参考になればと思います。
ルビーは歴史的に重要なカラーストーンの一つです。 ルビーは聖書の中で4度も言及されており、美しさと知恵のような特性に関連付けられています。 古代サンスクリット語では、ルビーは ratnaraj といい、訳すと「貴重な石の王」という意味になり、呼び名からもルビーがいかに重要な宝石だったかがわかります。ルビーは、サファイアと同様コランダムと呼ばれる酸化アルミニウムでできた鉱物で、紀元前600年からルビーの最も古い原産地と知って知られるビルマでは戦士が戦いの際もお守り代わりとして持っていたそうです。
ルビーは7月の誕生石として知られる言わずと知れた宝石の一つです。そんなルビーの石言葉は以下の通りです。
ルビーはポジティブな石言葉が多いので、パワーをもらいたいときに身につけるのはもちろん、大切な方へのプレゼントとしても最適と言えます。
先ほども少し述べたようにルビーは、コランダムという酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物です。これはサファイアと同じでこのコランダムにはさまざまな色が存在します。そのさまざまな色の中の赤色のみをルビーと称し、それ以外は全てサファイアとして分類されます。
ルビーの特徴は人の目を惹く美しく鮮やかな赤色です。名前の由来も赤を意味するラテン語「ルベウス」から「ルビー」と呼ばれています。赤から連想するものは「情熱」「勇気」「愛情」「勝利」などと、前向きな気持ちで心の底から活力を感じさせるような色合いもルビーの魅力のひとつです。
また、さらに色鮮やかなため繊細に見えるルビーですが、実は硬度が高く、ダイヤモンドに次いで硬い宝石とされています。そのため、長く身に着けていてもキズがつきにくく、割れたりする心配もないので、安心して長い期間身につけられるジュエリーの一つです。
より優れた品質のルビーは、わずかなカラーの違いが価値に大きな違いをもたらします。また、上質な色のルビーなど肉眼で見てひと目で美しいとわかるものは価格が上昇します。
一言でルビーと言っても色は産地によっても異なります。タイ産のルビーは少し黒味を帯びた赤色で、スリランカ産のルビーはピンクがかった淡めの赤色をしています。そして、宝石の価値はこの違いが大きく影響します。基本的にルビーは他の鉱石と同様で、色の濃いものほど価値が高くなりますが、逆に濃すぎて黒味が強くなっていくと価値が下がります。色味が深く、鮮やかなものこそが一番価値の高いルビーとされています。
ルビーの価値を形成する上で欠かせないのがインクルージョンです。インクルージョンとは何かというと、宝石はよく見ると一部ぼやけて見えたり、中にひびが入っているように見える箇所があります。これは宝石の結晶体になる成長途中や成長が終わった後に取りこんだ固体や液体や気体の内包物で、これをインクルージョンと呼びます。
物によっては、美しいとされるインクルージョンもありますが、ほとんどのインクルージョンは宝石としての耐久性や鮮やかさ、透明感に悪影響を与えてしまい美しさが半減してしまいます。
しかし、インクルージョンが全くないルビーは実際には存在しないため、ルビーの価値はインクルージョンの見え方が肝になります。肉眼で明らかに見えるインクルージョンや、透明度や輝きが損なわれるようなインクルージョンは、ルビーの価値を大幅に下げる原因になってしまいます。
ルビーの重さはカラットという単位で表されます。1ct(カラット)の重さは0.2gとされていて重さが増えるほどカラット数も増えていきます。カラットは宝石を語る上でよく使われている言葉なので、宝石について詳しくない人も聞き馴染みがあると思います。今述べた通り、カラットは重さなので重さが重いほど、つまりカラット数が大きいければ大きいほど、もちろんのことながら宝石のサイズも大きくなるため価値が上がっていきます。
ルビーはダイヤモンドに次いで高い高度を持つことも特性の一つです。
ダイヤモンドと同様にブリリアントカットやステップカット、カボションカットなど、その硬度の高さゆえ様々なカッティング技術を楽しめるのもルビーならではです。角が多くても欠けの心配がないため、エッジを作ることが可能です。しかし、ダイヤモンドと違ってルビーは色をもつ石のため、変化に富んだ光学的特質があり、決まった形にカットされるわけではありません。ルビーは光源によって見え方が変わるため色味やインクルージョンを考慮したカットが魅力的なポイントのひとつです。
ルビーの価値は品質によって変わるという話をしましたが、その品質を決める大きな要因が産地です。もちろんルビーはどの地域でも取れるわけではなく限られた地域で産出されます。ルビーの産地としてよく知られているのは、ミャンマー、ベトナム、モザンビーク、カンボジア、タイ、スリランカなどです。今回はその中から、産地によってどのような特徴があるのか少し紹介します。
世界的に有名なルビーの産地として、ミャンマー、スリランカ、タイ、ベトナムが挙げられますが、その中でももっとも高品質とされているのがミャンマー産のルビーです。
ミャンマーで産出されるルビーは、クロムの割合が高いため、赤味の強いピンクから鮮やかな美しい深紅まで、非常に美しいのが特徴です。特に、最高品質のルビーが産出されると有名なのはビルマのモゴック鉱山で、ここで産出されるピジョンブラッドと呼ばれるルビーは、希少価値が非常に高いことで有名です。
モザンビーク産のルビーは、ミャンマー産などのものより少しオレンジがかっていたり、紫が入って見えたりと色味を少し感じるという特徴があります。蛍光性はミャンマー産ルビーよりも少し弱いものが多いです。鉄の含有量が低いものから高いものまであり、様々な赤色になるとされています。モザンビーク産ルビーは加熱処理の必要がない品質のものも産出されていますが、多くは加熱処理によって綺麗な色が引き出されているそうです。
スリランカはミャンマーに続いて上質なルビーが産出されることで知られています。スリランカ産のルビーは色が淡く、そのことからチェリーピンクと呼ばれています。さらにスリランカ産のルビーはシルク・インクルージョンと呼ばれれる 、コランダムなどに包有されるルチルの針状結晶が特徴です。しかし、スリランカではルビーを産出されることはとても希少で、ルビーのほとんどは輸入品だとされています。
ジュエリーをお持ちの方の中には、手入れを買ってからまだしたことがない方や、したいけどやり方がわからなくてできないという方もいらっしゃると思います。ここでは、自宅で簡単にできるお手入れ方法をご紹介したいと思います。
汚れがすでにひどくなっている場合や、細かい汚れが溜まりやすい箇所は中性洗剤を使うことをおすすめします。毛先の柔らかい歯ブラシなどを使い、優しく磨く届かない汚れを取ることができます。金やプラチナの地金部分には、研磨剤クロスを使うととても綺麗になるので、汚れが気になる方はぜひ試してみてください。
保管方法ですが、石の種類により性質が異なるため、宝石同士がぶつかり合わないように保管することが大事です。いくら硬度の高いルビーだとしてもさらに硬いダイヤモンドなどの宝石と同じケースに入れてしまうとぶつかって傷がついてしまったり、他の宝石を傷つけてしまったりすることもあります。ですので、なるべくその宝石ごとにケースを用意してあげることが大切です。
ルビーは熱や衝撃に強いことで有名ですが、長い時間直射日光を浴びてしまうと退色してしまう恐れがあります。ルビーやエメラルドなどの宝石は、きれいな色に見せるため何らかの処理が施されている可能性が非常に高いです。非加熱ルビーなどは天然でもきれいなままですが、このような処理が施されているものが色が落ちやすいので注意が必要です。
いかがでしたか。情熱、勇気、愛、活力、集中力、努力などの石言葉を持つルビー。燃える炎のような赤色は、パワフルなエネルギーを感じさせます。ジュエリーとしてルビーを身に着けることで、前へ前へと進む活力やパワーをもらえるかもしれません。クリスマスや誕生日などで大切な人へ想いを伝える時にプレゼントとして、ルビーのついたアクセサリーを贈るのも素敵なアイディアです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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