8月の誕生石「スピネル」をご紹介!歴史や価値の決ま...
スピネルと聞けばどのような宝石を想像されますでしょうか?すぐに想像できる方もいれば、聞き馴染みがなくあまりパッ...
サファイアが9月の誕生石ということをご存知でしょうか?
サファイアと聞くと、その名を知らない人はいない程、知名度が高い宝石と言っても過言ではありません。
今回はそんなサファイアの歴史から石言葉や種類、お手入れ方法まで幅広くご紹介していきます!
9月の誕生日のあの子にプレゼントとして、、、と考えているかたもぜひ参考にしてみてくださいね。
まずはサファイアの歴史から見ていきましょう。
サファイアは古代よりその美しさから神聖な石とされ、古代ギリシャやローマ時代から何世紀にも渡って、王室や貴族たちに愛されてきました。
サファイアが最初に発見されたのは、1851年オーストラリアで金を採掘している時でした。
それから1800年代後半までオーストラリアはサファイア採掘で賑わっています。
ロシアの出稼ぎ労働者は、自国の皇帝に良質なものを献上し、市民権を得たといわれています。
そのためロシア王室の王冠や羽飾りは殆どがオーストラリア産と言われています。
また聖書によるとサファイアは、苦痛や悩みから解放してくれる神聖な石として多くの人から崇められていたといわています。
見た目からもわかるように、とても神秘的な歴史を持った宝石ということが伺えます。
サファイアは9月の誕生石として言わずと知れた宝石の一つです。
そんなサファイアの石言葉は、「成功」「誠実」「慈愛」「忠実」などと言った意味があります。
ここからは、サファイアの魅力をご紹介していきます!
サファイアはルビーと同じく「コランダム」という酸化アルミニウムの結晶からできる鉱物です。
結晶自体は無色透明で鉄とチタンが含まれることで青く発色します。
ですが天然の状態で美しい青色をしているのは稀で、市場に出回っている多くは加熱処理で色味などを改良しています。
一般的に「サファイア」というと、青色の宝石のことを指しますが、ピンクやオレンジ、イエローなどさまざまな色のサファイアも存在しています。
上記でも記載したように、サファイアとルビーは、構成の元となっている物質が同じです。
ここで気づかれる方もいるかと思いますが、赤い色をルビー、それ以外の色をサファイアと分類されます。
対照的な色合いですが、実はルビーとサファイアはこのような意外な関係性があったのです。
サファイアは、硬度も高く非常に頑丈です。天然石の中ではダイヤモンドの次となっています。
そのためすぐに壊れてしまう心配もなく安心して身に着けることができます。
サファイアと聞けばあの真っ青な色味を連想される人がほとんどではないでしょうか?
先ほども触れましたが、サファイアはブルーだけでなく、他にもサファイアの印象がくつがえるような様々な色があります。
ここではそんなブルー以外の色味を持ったサファイアをご紹介していきます!
色々な色の種類があるので、一度調べてみても面白いかもしれません。
ブルーとは真逆の暖色系のサファイアです。
赤みが強いオレンジのものから黄色寄りのオレンジをしたものまでの色味をオレンジサファイアと呼ばれます。
琥珀のような色味であり、ウイスキーカラーがとても美しいです。
ほとんどの市場で出回っているオレンジサファイアは、人の手によって加熱処理されています。
自然でこのようなオレンジサファイアが採掘されることは稀なのです。
こちらもあのブルーのサファイアからは想像できない色味ですね。
オレンジサファイア同様、ピンクの中でも赤味が強いピンクから、パステルカラーのような淡い色味のピンク、少し紫っぽさがあるピンクなど幅が広いです。
ピンクサファイアであしらわれたジュエリーは、女性らしさ溢れるとても素敵なデザインとなっているものが多いです。
こちらは、上記でご紹介したオレンジサファイアとピンクサファイアの間にあるような色味をしたサファイアです。
ピンク色の中に少しだけオレンジが溶け込みなんとも言えない落ち着いた色になっています。
中間色であることからも想像できるように、絶妙な色の割合から生まれるとても希少性が高いカラーとなっています。
ちなみに「パパラチア」とは、サンスクリット語で「蓮の花」を意味する「パドマ(padma)」とシンハラ語で「色・魅力・欲望」といった意味の「ラガ(raga)」が組み合わさったものだと言われています。
ハチミツのようなイエローカラーが魅力的なサファイアです。
黄色から少しオレンジや茶色が入ったような色合いの範囲までを指します。
中でも金色に近いような色味を持つイエローサファイアが、高値がつくと言われておりこのサファイアを「ゴールデンサファイア」とも呼ばれることもあります。
鮮やかで明るイエローカラーも素敵ですが、茶色が少し含まれた落ち着いた色のイエローサファイアも素敵ですね!
エメラルドとはまた違ったグリーンが素敵なサファイアです。
青みが入ったようなグリーンから、少し薄く淡い色味のグリーンまで幅があります。
見る角度によっては少しブルーが反射したりと、角度によって様々な顔を見ることができます!
エメラルドやペリドットとはまた違った魅力がグリーンサファイアにあります。
アメジストを連想させるような色味のサファイアです。
また、紫色と一言で言っても色味によって呼び方が変わります。
赤みがかった紫をしたものを「パープルサファイア」、青みがかった紫をしたものを「バイオレットサファイア」と呼ばれます。
これは並べてみたらよくわかりますが、どちらもとても素敵な紫色となっています。
これまでのカラーサファイアを見てきたら、ブラックサファイアは黒色をしたサファイアなのだろうと思われる方も多いかと思います。
確かに一見したら真っ黒かと感じると思いますが、実はこれは「限りなく黒に近い青色」になります。
光を当ててよくみてみると微かにブルーが垣間見れます。
これまで紹介してきたサファイアとは一転して、とてもクールな印象のサファイアですね。
こちらは、ブラックサファイアとは真逆のホワイトサファイアになります。
見た目はダイヤモンドとほとんど変わりません。
ホワイトサファイアによっては、薄くブルーの色味が表れているものもあります。
最後はスターサファイアです。
こちらは、今まで紹介してきたカラーサファイアとは少し雰囲気が違います。
なんと言っても特徴的なのは、放射状に伸びている白い筋模様です。
この白い筋は、強い光を当てた際に現れこれが星のように見えることから「スターサファイア」と呼ばれるようになりました。
この星のような白い筋模様が人と人との結びつきを強くしてくれると言われています。
サファイアは硬度が高くとても頑丈な宝石です。
また熱にも強いことから管理は比較的しやすいと言われています。
日頃のお手入れとしては、柔らかいクロスなどで拭き取る程度で十分でしょう。
どうしても拭き取るだけでは取れない汚れであれば、水洗いをしてしっかり拭き取るようにしましょう。
またネックレスなど肌に触れやすいアクセサリーの場合、夏場では汗がつく可能性があります。
皮脂汚れの積み重ねは、宝石のくすみの原因となるので夏場は特にしっかり拭いてあげましょう。
上記でも説明したように、サファイアは「衝撃」「熱」「酸性」に強い宝石です。
そのため管理に神経質になる必要はありませんが、乱暴に扱ってもいいというわけではないことを頭に入れておきましょう。
絶対に割れないというわけではありません。
サファイアの美しさを維持するためにも他のジュエリー同様、丁寧に扱ってあげてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
本記事では、9月の誕生石であるサファイアを歴史から石言葉、種類など色々な面でご紹介してきました。
今回でサファイアのイメージがガラッと変わった方もいるのではないでしょうか?
ブルーだけでなく様々な色のサファイアがあるので、プレゼントに選ぶ際にチェックしてみるのもいいかもしれません!
今回の記事が、プレゼント選びやお手入れ方法の参考になれば幸いです!
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