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  • 公開日:2022.10.01
  • 更新日:2022.09.24

10月の誕生石「オパール」をご紹介!歴史や価値の決まりかた、お手入れ方法もお伝えします

オパールという宝石をご存知ですか?
名前は聴いたことはあるけど実際どのような宝石なのかしっくりこない方も多いんではないでしょうか。

この記事では、そんなオパールの特徴や歴史などを紐解いていき、お手入れや保管方法などのお役立ち情報もお伝えしていきます!
オパールのことを理解することでその独特な魅力にを少しでも知って頂ければと思いますのでぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめの記事

  • 10月生まれの子の誕生日プレゼントにオパールを使ったアクセサリーをプレゼントしたい
  • オパールの知識を深めてこれからのオパール選びに役立てたい
  • オパールのお手入れ方法や保管方法を知って長く愛用したい

オパールの歴史

まずは、オパールの歴史についてご説明します。
オパールは和名で「蛋白石」と呼ばれています。様々な種類のあるオパールですが、その中のホワイトオパールが卵の卵白に似ているということでこの名前が付けられたとされております。

オパールの歴史はとても長く、その歴史は古代ローマまで遡ります。
時代や土地により、由来や信仰は違ったのですが古代ローマ時代は「神の石」として親しまれており、古代ギリシャ時代では予知能力の象徴とされ、アラブの時代には雷の稲妻が宝石へと形を変えたとも考えられておりました。
このように「神の石」とも言われるオパールにはお守りとして、または持ち主に幸運や成功をもたらす効果があると信じられております。

語源としては、一説によると古代サンスクリッド語の「宝石」という意味の「ウパラ」から来ておりそこから訛っていきオパールになったとされています。
このように宝石の代名詞となるような語源を持つ理由は宝石の中で色が躍っているように見える「プレイオブカラー(遊色効果)」を有するのでとても鮮やかでキラキラと輝いているためです。とても魅力的な石ですよね。
「遊色効果」とは簡単に言うと、石の向きを変えると輝きや色の見え方が変化すると言うものです。
この「遊色効果」が人々を惹きつけてずっと眺めていられるようなドラマティックさを演出しているのです。

オパールの石言葉

オパールの石言葉は「純真無垢」「歓喜」「希望」「幸運」「忍耐」などです。
先ほど歴史のセクションで記載したように、お守りとしても扱われたオパールはポジティブでエネルギッシュな宝石です。
今が良くない状況でも好転へと導いてくれると言われています。
また、オパールの一種であるピンクオパールには愛する人との出会いを呼び寄せてくれるとも言われており、別名「キューピッドストーン」とも呼ばれています。

このように沢山の意味を持つオパールですが、その理由は豊富な色の種類と、「遊色効果」によって様々な見え方をするからであり、その意味を考えると色々なネガティブな心情に寄り添ってくれてポジティブな気持ちにしてくれるオパールはとても優しい宝石にも感じますよね!

身に着ける人をポジティブに導いてくれるのでご自身で付けることも勿論、お守りやエネルギーを与えるためにプレゼントするのもとても素敵ですよね!

オパールの種類

冒頭で少し記載しましたが、オパールには様々な色の種類があります。
ここでは代表的なオパールの種類とそれぞれの特徴についてご紹介していきます!

ブラックオパール

まずは最も価値が高いと言われているブラックオパールからご紹介します。
価値が高い理由は、その希少価値の高さです。採掘量は年々減少傾向にあります。
その中でも「オパールの王」と呼ばれているのが、ライトニングリッジ産(オーストラリア)のブラックオパールです。他の色のオパールもそれぞれ綺麗な輝きを放っていますが、ブラックオパールのダークカラーの中にオーロラのように輝く「遊色効果」は特に幻想的で独特な色合いです。
その独創性や色合いは常に見る人の心を惹きつけます。

ボルダーオパール

ボルダーオパールは比較的オーストラリアの各所で採掘することができます。
鉄鉱石の割れ目に流れ込んで形成されるオパールは母岩と共に切り出されて研磨されます。ブラックオパールと違って鮮やかな色合いであり、鮮やかな中にも神秘的な印象があります。
また、似た見た目のカンテラオパールがありますが、違いとしてはボルダーオパールはオーストラリアが原産の母岩が堆積岩や鉄鉱石なのに対してカンテラオパールはメキシコが原産の母岩が流紋岩で形成されています。

ファイヤーオパール

名前の通り炎のような赤色で、太陽から差した日差しのような輝きを持っています。
「遊色効果」は控えめなため、代表的なオパールと見た目は少し違いますがその透明度の高さと美しい色、そして新しくなった採掘規制により希少価値が上がっているので以前よりも人気の種類になってきています。
主な産地はメキシコ原産のものが多いです。

グリーンオパール

グリーンオパールはミルキーなアップルグリーンの色になります。他のオパールに比べてミルキーな色であり、「遊色効果」がないので他のオパールには無い爽やかで優しい印象なのが特徴です。見ているだけで癒されるような優しい宝石です。
その綺麗なアップルグリーンと表面の質感や見た目から、別名「ドラゴン・アイ」としても親しまれています。

ジェリーオパール

ジェリーオパールは別名「ウォーターオパール」「クリスタルオパール」とも呼ばれております。全ての名においても想像頂けると思いますが、みずみずしく水面のような煌めきがあり虹のような輝きを併せ持っています。
そのクリアな見た目は見るものを虜にし、心を前向きにしてくれる効果があると言われています。
また、「遊色効果」も派手では無いためファッションに合わせやすい種類になっています。

ホワイトオパール

ライトオパールという種類のオパールの中でも特に発色が乳白色や白色のものが「ホワイトオパール」として区別されます。
白色の綺麗で優しい輝きは上品で見る人を落ち着かせる効果があります。
採掘されたオパールの中でもたった25%しかジュエリーにならないため、とても貴重な宝石とも言われています。

ピンクオパール

最後はピンクオパールです。色はミルキーなピンク色で虹色の光が美しいのが特徴です。
その甘い彩りと上品さを兼ね備えた色彩から「幸福の象徴」や、冒頭でもお伝えした通り「キューピッドストーン」とも言われています。
自分につけて幸福を呼び寄せたり、愛を込めて贈り物にもできるとても魅力的な種類になっております。

オパールの価値の決まり方

先ほどは、オパールの種類についてご説明していきました。
お次はオパールの価値がどのように決められているのかをご紹介していきます。


基本的に、オパールの価値は以下の基準で評価されています。

  1. 種類
  2. 大きさ
  3. インクルージョンの有無
  4. 原産国
  5. 遊色

種類

まずは種類です。こちら上記でも記載しましたが、最高級と言われるのは希少価値の高いブラックオパールです。その次は「遊色効果」がブラックオパールに似ているボルダーオパールです。こちらは見た目はブラックオパールに負けない綺麗な輝きですが、石の厚みなどの理由で価値はブラックオパールより異なってきます。
それに続いてファイヤーオパールやウォーターオパール、流通量の一番多いホワイトオパールとなります。
一概に種類だけで価値を判断するとは言い切れませんが、ブラックオパールが希少価値含めて一番価値が高いとされております。

大きさ

こちらはあくまで一定以上の品質があってのことになります。
理由はオパールが他の宝石と違って母岩を有している宝石だからです。
例えば表面がとても綺麗で大きなオパールでも、母岩が多い場合ただ大きい岩になってしまうため程よい厚みで無駄なくカットされているという前提条件のもと大きいオパールは高い価値として判断されます。

インクルージョンの有無

続いてこちらは、他の宝石と違うオパールの独特な判断基準があります。
ルビーやダイヤモンドなどの一般的な宝石は透明度が高くインクルージョン(内包物)が無いものが価値が高いとされています。しかしオパールは一概にそうとは言えず、透明度が低いものでも色彩が綺麗であれば価値は高いと評価されます。
インクルージョンにおいてもその内包物の大きさや形によってデザインと評価される場合があり、そのおかげで「遊色効果」が綺麗に現れるケースもあるためこちらも一概に無い方が良いとは言えずそれぞれの個性によって価値が分かれます。 

原産国

原産国についてもオパールの価値判断の基準になります。
オパール産出の約97%がオーストラリアとされており、国石としているだけあってオーストラリアのオパールは世界で最も効果なオパールとして高く評価されています。
オーストラリア以外だと、メキシコやエチオピアが産出国として有名であり、こちらの国々も高く評価されています。

遊色

最後はオパールの代名詞とも言える遊色です。
こちらのご説明は冒頭にさせて頂きましたが、遊色のバリエーションはとても多く、その色や反射具合によってデザイン性が評価されて価値が高いものとされます。
どれだけ元の色が綺麗であっても肝心の「遊色効果」が無いと価値として低く評価されてしまい、緑や青などの寒色の遊色よりも赤や橙色などの暖色の方が価値が高いとされております。
不透明な種類のオパールは元々遊色が無いものもあるため例外はありますが、一つの価値判断として遊色は大事になってきます。

オパールのお手入れ・保管方法

お手入れ方法

最後はお手入れの仕方についてご紹介します。
お手入れ方法ですが、オパールは衝撃・乾燥・温度変化にとても弱いため、こちらを注意して行う必要があります。
おすすめの方法としては、水を入れた洗面器の中にオパールを入れて筆など先の柔らかい道具で汚れを取ります。その後ゆっくり自然乾燥させて下さい。
先ほども注意を記載した通り、衝撃・乾燥・温度変化に弱いので、高周波洗浄機で洗浄したり早く乾かしたいからとドライヤーなどを用いて行うとオパールが割れてしまう可能性があるのでご注意ください。
また、どうしても落ちない頑固な汚れは無理に取ろうとせずに宝石店に相談するのをお勧めします。

保管方法と取り扱いの注意点

次に保管方法ですが、先ほども記載した通り、オパールは衝撃・乾燥・温度変化に弱いデリケートな宝石です。太陽光に当たってしまったり、エアコンで乾燥したり、他のジュエリーとの摩擦するとヒビが入ったり割れてしまう可能性があります。
ですので日陰のエアコンなどが当たらない場所で少し手間ではありますがオパールの専用のジュエリーボックス等で保管して頂くことがお勧めになります。

まとめ

いかがでしょうか?
代表的なキラキラした宝石とはまた違った上品で幻想的な魅力があるオパール。

こちらの記事があなた自身や、プレゼントする方に少しでもエネルギーを与えるきっかけになれることを願っております。

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